見積もりの巻①|費用はなぜ変わる?内訳と自己負担の確認ポイント

式場の見積もりには、料理や衣装、写真、装花など、さまざまな項目が含まれています。大切なのは、総額だけを見ることではありません。どの項目に、どの程度の費用が含まれているのか。人数が変わると、どのように費用が変わるのか。見積もりの中身を一つずつ確認していきましょう。

見積書を確認する忍と花

忍と花の相談室

花

「忍さん、式場から見積もりをいただいたのですが、まず総額を見ればよいのでしょうか?」

忍

「総額も大切でござるが、それだけでは分からないことも多いのでござる。」

花

「では、どこを確認すればよいのでしょうか?」

忍

「人数によって変わる費用と、大きく変わりにくい費用に分けて見ると、分かりやすくなるのでござる。」

固定費と人数によって変わる費用

結婚式の費用は、人数が変わっても大きく変わりにくい費用と、人数に合わせて増減しやすい費用に分けて確認すると分かりやすくなります。

固定費と変動費を整理した図解

固定費

挙式料、会場費、衣装、写真・映像、美容、BGM・照明、演出、一部の装花など。内容や式場によって変わる場合があります。

人数によって変わる費用

料理、飲み物、引出物・引菓子、印刷物、一部の装花など。人数が変わると費用も変わります。

「1名あたり」の料金差も確認してみましょう

料理や飲み物、引出物などは、1名あたりでは小さな差に見えても、人数を掛けると全体では大きな差になる場合があります。

1名あたり3000円の料金差が70名で21万円になる図解

「1名あたりの料金」と「ゲスト全体で見た差額」の両方を確認します。

ご祝儀を見込む場合は
「自己負担の目安」も確認します

結婚式の総額と、お二人が実際に準備する費用は必ずしも同じではありません。ご祝儀を結婚式のお支払いに充てる場合は、自己負担の目安も確認してみましょう。

結婚式総額からご祝儀などの見込みを引いて自己負担の目安を考える図解
結婚式総額 − ご祝儀などの見込み = 自己負担の目安

※ご祝儀を結婚式費用に充てない場合や、会費制など、お二人によって考え方は異なります。

料金が変わりやすい項目は
「料金幅」も確認します

見積もりに入っている内容だけではなく、希望する内容へ変更した場合に、どの程度料金が変わるのかも確認しておきましょう。

衣装、写真・映像、料理・飲み物、装花の4項目

衣装

希望する衣装までの料金幅や、衣装小物類、持ち込みの可否・持ち込み料を確認します。

写真・映像

撮影時間、カット数、データ、アルバム、ビデオ撮影、映像商品の内容を確認します。

料理・飲み物

コース内容やランク別の価格帯、ランクを上げた時のおひとり当たりの差額を確認します。

装花

メイン卓・ゲスト卓のボリュームや花材、挙式装花が含まれているかを確認します。ウェルカムスペースの装飾など、オプションも多いため、実例写真や過去の事例をもとに料金を確認しましょう。

見学で見た内容と、
見積もり内容を照らし合わせましょう

式場見学では、写真や実物、見本などを見ながら説明を受けることがあります。見学で見た内容と、現在の見積もりに含まれている内容が同じとは限りません。

会場見学中にプランナーからタブレットで装花イメージを見せてもらう花

「この写真と同じような装花にした場合、見積もりはどの程度変わりますか」と確認してみましょう。

割引は「金額」と「条件」を一緒に確認

日程、曜日、時期、人数、プラン、申込条件などによって、割引内容が変わる場合があります。

人数や日程を変更した場合にも、同じ条件が適用されるか確認しておきましょう。

サービス料も確認してみましょう

料理や飲み物だけなのか、会場費なども対象なのか。「何に対してサービス料がかかるのか」を見積書とあわせて確認します。

予算を超えていたら
すぐに「削る」と考えない

見積もりが、お二人で考えていた自己負担の目安を超えていた場合は、すぐに何かを減らすのではなく、お二人が大切にしたいことを整理してみましょう。

衣装サロンでドレスと和装を見比べながら考える花

譲れないもの

お二人が特に大切にしたいこと。

できれば叶えたいもの

予算とのバランスを見ながら考えたいこと。

調整できるもの

内容や方法を工夫できること。

見積もりの外にある費用も
忘れずに確認しておきましょう

式場からいただく見積もりには、結婚に関するすべての費用が含まれているわけではありません。結婚準備全体で、どの程度の費用を考えておくかという視点も持っておきましょう。

  • 婚約指輪・結婚指輪
  • 美容・エステ
  • ハネムーン・新居
  • ゲストの宿泊費・交通費

キャンセル料・変更料も
確認しておきましょう

申し込みの前に、解約や変更をした場合の条件も確認しておきましょう。キャンセル料は、申し込み直後から発生し、挙式日に近づくほど料率が上がっていく形が一般的です。

日程変更や人数の変更に費用がかかるかどうかも、式場ごとに扱いが異なります。「決めてから知らなかった」とならないよう、見積もりと一緒に条件面も目を通しておきましょう。

「申し込み後、日程を変更する場合と解約する場合、それぞれいつから・いくら費用がかかりますか」と確認してみましょう。

支払いのタイミングと割合も確認します

自己負担の「金額」とあわせて、「いつ・いくらずつ支払うのか」も大切な確認ポイントです。申し込み時の申込金、挙式前の中間金、挙式後の残金というように、数回に分けて支払う形が一般的です。

支払いの期日と配分によっては、総額が同じでも準備期間の負担の感じ方が変わります。ご祝儀を見込む場合も、入金のタイミングと支払いのタイミングを並べて考えておくと安心です。

「申込金・中間金・残金は、それぞれいつまでに、いくら必要ですか」と確認してみましょう。

見積もりの有効期限と
価格の扱いも確認しておきましょう

提示された見積もりの価格が「いつまで有効なのか」も確認しておきたいポイントです。検討に時間がかかる場合、その間に単価やプラン内容が変わることがあります。

申し込み後に価格が保証される範囲(人数の変更時や、項目を追加した時の単価の扱い)も式場ごとに異なります。後からの変更で単価が変わらないか、あわせて確認しておきましょう。

「この見積もりの価格は、いつまで有効ですか。申し込み後の単価変更はありますか」と確認してみましょう。

人数が減った場合の
下限も確認しましょう

料理など人数によって変わる費用には、「最低保証人数」が決められている場合があります。実際の人数が下限を下回ると、下限人数分の料金がかかることがあります。

招待人数が固まりきっていない段階では、下限が何名に設定されているかも確認しておきましょう。

表示価格は税込か
税別かも確認します

サービス料とは別に、見積もりの表示価格が税込か税別かも確認しておきましょう。税別表示の場合、総額は表示の合計より大きくなります。

「税金やサービス料はどのように計算されていますか」と聞き、計算の仕組みを理解しておくと、総額の見通しが立てやすくなります。

見積もりの秘伝書

見積もりを見るときに確認しておきたいポイントを、一枚にまとめました。
画像を保存して、事前準備に役立てていただけますと幸いです。

見積もりの巻① 秘伝書 見積もりの秘伝書を保存する

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価値と優先順位

見積もりの見方が分かったら、次は、お二人が大切にしたいものを整理していきます。

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